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島嶼看護

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シンポジウムテーマ『島嶼看護の教育・実践の現状と課題』

シンポジスト紹介


サリー Y. ツダ
(グアム大学、看護学名誉教授)
学者そして実務家として、ツダ名誉教授は看護分野で数々の肩書をお持ちです。多くの学問的な実績の中から一部だけを紹介させていただくと、ツダ先生はハワイ大学マノア校で看護学修士を取得され、グアム大学より看護学名誉教授の称号を授与されました。看護の実務家としては、指導員、コンサルタント、プロジェクト監督、委員会役員、機関創設者といった多様な肩書をもっていらっしゃいます。彼女は、太平洋諸島における看護実践の発展を目的とした多数の助成プロジェクトに関わっています。看護への貢献に関して、特記すべき2つの例を挙げるなら、30年以上前の米国太平洋島嶼看護リーダー会議(APNLC)の創設と2004年にグアム大学に設置された「看護教育、調査、サービスのためのサリー・ツダ・テイクケア・リソース・センター」の創設に携われたことでしょう。センターの趣旨は、看護職リーダーが米国環太平洋地域における問題への解決策を講じるために必要なコミュニケーションのメカニズムを構築することです。ツダ先生の学者・実務家としての活躍は、太平洋地域における看護実践の発展に多大な貢献をもたらしてきました。これからも太平洋地域の看護リーダー育成に貢献されていくことでしょう。

 

2003年、アーレーさんはカリフォルニア大学・ロサンゼルス校においてナースプラクティショナーの資格を取得されました。中級プラクティショナーとして太平洋諸島のコミュニティーで10年以上の経験を含め、正看護師として16年の経験をお持ちです。現在は、診断、治療、処方を幅広く行える家族ナース・プラクティショナーとして活躍されています。彼女は遠隔諸島において医療のトレーニングと啓蒙を行うことに興味があり、医療分野でナースプラクティショナーの役割についての認識を高めたいとも考えています。この興味と目的を実践し、医療実務を改善するために、彼女は努力を続けてきました。最近では、彼女の関心はテニアンにおける医療発展に向けられています。これまでにもテニアンの地域看護への努力と貢献が認められ、医療問題の改善に関わる多数の賞を授与されています。これらの賞の多くは、テニアンでの深刻な病気にいち早く対処したことを評価されたものです。彼女の遠隔諸島での医療先駆者としての興味と能力は、ナースプラクティショナーとしてのキャリアに花を添えるものです。

アーレー G. ロング
(北マリアナ諸島,
テニアンヘルスセンター、
家族ナースプラクティショナー、
公衆衛生管理者)

 


イザベル・エリス
(オーストラリア、
ラトローブ大学、看護学部長)
エリス教授は看護師・助産師として働き始められてから間もなく、オーストラリアの過疎地で、地域に根ざした医療実践に関わってきました。そして、彼女の遠隔地での看護師・助産師としての実務経験の中で、現在も彼女が第一人者として活躍する看護師・助産師のトレーニング、教育、調査に深く関わっておられます。現在までに、数多くの出版、学会発表、調査を通して、広範囲に亘る遠隔地の健康問題に学術的な貢献をされてきました。ラトローブ大学からの博士号を含め、エリス教授は複数の大学院から学位を取得しています。しかしながら、彼女の興味と努力は単に学術的なものに留まりません。彼女の遠隔地での看護師・助産師としての経験は、現在の学術・教育活動と深く関わっています。例えば、彼女の専門であるe-ラーニング技術の開発と評価を通して、実際に遠隔地に住む人々が、健康分野の職業について学び興味を持てるように援助する努力を続けられています。看護師・助産師としての経験と、継続的な学術的モチベーションの融合は、オーストラリアの遠隔地における医療知識と実践の相互発展のために欠かせないものとなっています。

 

石垣教授は東京大学で医学博士号を取得され、現在は千葉県立保健医療大学で健康科学部の教授兼学部長をされています。大学教員になられる以前、三宅島での10年を含め、保健師として15年の経験をお持ちです。三宅島での保健師としての仕事を通して、保健の実務的な知識に加えて、遠隔地における看護業務の経験を培われました。三宅島に赴任された時から、遠隔地域の社会や人々の知識や行動を学び、柔軟に対応することを心がけておられました。その後、東京大学、浜松医科大学において看護教育に携われた後、千葉大学看護学部に招聘され、その後看護学部長を務めておられます。先生は、日本ルーラルナーシング学会の副理事長として、理事長である本学の野口学長を助けてこられました。また、千葉大学においては、文部科学省のCOE(卓越した研究拠点)プログラム、「日本文化型看護学の創出・国際発信拠点(実践知に基づく看護学の確立と展開)」の代表者として目覚ましい活動をされ、その成果をもって日本文化看護学会を立ち上げられ、理事長を務めておられます。

石垣和子
(千葉県立保健医療大学
健康科学部 学部長)

 

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